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【戦国の常盤城その③】









1年前、忍びの里―――



服部「郭、いるか?」

郭「はい。半蔵様」スタッ

服部「今度の標的が決まった。常盤の旅掛殿だ」デーン

郭「常盤ですか? 確かあそこは」ウーン

服部「城下町も栄え、隣国に長点もある騒がしい所だ。しかし我等闇に生きる忍者には好都合で―――」

郭「城下町に可愛いかんざし売ってますかね!」ドキーン

服部「知るか! いいか、郭。くれぐれも目立つような行動は控えてだな」ガミガミ



  ……。



服部「今回はあいつら2人も連れていくぞ」

郭「あの新入り2人をですか? 確かに戦力にはなりそうですけど…」ウーン

服部「常盤には琴姫という謎の光を使う国内屈指の女剣士がいるらしい。2人で琴姫と戦ってる間に俺達は旅掛殿を討つ」






その頃の常盤城―――



旅掛「『こ』ーはこーとちゃーんのこー♪」スタスタ

琴姫「やめんか!」ゲシッ

旅掛「はぅ!」

琴姫「一国の殿様がなーにが『こーとちゃーんのこー♪』よ!」イライラ

旅掛「まだ続きが…」ズキズキ

琴姫「そんな暢気にしてると、いきなり刺客が来てざっくりやられるわよ」

旅掛「はっはっはっ。まだまだ子供だな、琴ちゃんは。殿様たる者。器大きくどっしりと構えていれば―――」デーン

琴姫「誰がお子様体型じゃ!」ドシーン

旅掛「ぐるっ!」イッテネェ

琴姫「ったく…」スタスタ





んで―――



服部「常盤に着いた」テテーン

郭「おー。話には聞いてましたが、思ったより活気ずいてますね」

服部「事を起こすのは忍びが生きる夜。それまでは目立つ行動は控えて準備を―――」チラリ


郭「きゃー! この花のかんざしかわいい! お姉さん。これおいくらー?」キラキラ

初春「これはですねー」


服部「」

???「彼女がくノ一なんて世も変わったわね」

服部「全部が全部あいつのように思われては困る」

???「まぁいいわ。私は私の仕事をするだけだし」

服部「頼むぞ。成功すれば報酬が出るからな」

???「分かってるわよ。やっと見つけた金づるだもの。それに―――」ゴゴゴゴゴゴ






結標(くノ一)「この私、結標淡希に失敗の2文字はないの」デデーン

服部「頼もしいな。ところで、もう一人はどこへ行った?」

結標「さぁ。その辺りで昼寝でもしてるんじゃない?」






夜、常盤城前―――



黄泉川「今日は城下で良からぬ者がうろついてるようだったから気をつけるじゃん」マジデ

鉄装「は、はい」ドキドキ

黄泉川「そんな固くならないでも大丈夫じゃん」アハハ

鉄装「は、はぁ」カチコチ



服部「門番は2人。他は…、いないな」ジー

郭「常盤も警備が手薄ですね」

服部「それだけ琴姫が強いって事だろう」

郭「(私の相手じゃなくてよかった…)」ホッ

服部「あの2人は?」

郭「もう城内の筈です」

服部「流石の隠密性だな。よし、俺達も行くぞ。俺は右(黄泉川)、お前は左(鉄装)だ。一撃で仕留め、騒ぎを起こさせるな」シュッ

郭「了解」シュッ






その頃の琴姫―――



琴姫「んー」スヤーン


???「」ヌッ テンジョウウラ

結標「うっ…」クラリ テンジョウウラ

???「…?」ハテ

結標「ちょっと今の移動で気分が……」クラクラ

???「…ではそこで休んでいて下さいまし。常盤の琴姫様は―――」ユラリ




黒子「この隠密くノ一、白井黒子がお相手致しますわ!」ドーン





さらにその頃、門前―――



郭「くっ…! この女、見た目に合わずなかなか―――!」シュタッ

鉄装「お、お城の中へは行かせません!」グッ

服部「御免」トン アテミ

鉄装「」バタン

郭「半蔵様!」パァァ

服部「郭の死角からの一撃をかわすとはなかなかの手慣れ。流石常盤」マジデ

黄泉川「お前もなかなかの忍者じゃん!」ヒュン

服部「ぬっ」キン

黄泉川「私の部下を当て身にしてくれたのは礼を言うが、これ以上この場で好きにはさせないじゃん!」

服部「いや、俺はもう戦うつもりはない」マジデ

黄泉川「なに?」マジ?

服部「俺は最初の一撃で敵を倒せなかったら、以降は一切手を出さん」ポリシー

郭「は、半蔵様」マジデカ

黄泉川「よく分からん奴じゃん」ハァ

服部「ただ―――」スッ

黄泉川「?」ハテ




花「」テテン

服部「手は出さんが、花は出す」ドウゾ

郭黄泉川「」

服部「見蕩れて初手の手元が狂ったでござる」デーン

郭黄泉川「」



  ……。



ゲコエ門(ゲコ太戦国時代バージョン)「」テテーン

黒子「(お子様向けのぬいぐるみ…、琴姫様はお子様ですわ)」ジ

琴姫「」イラ

黒子「え」ビク

琴姫「」スースー

黒子「…き、気のせいですの」ハァハァ ドキドキ

琴姫「」スー

黒子「…さて。では琴姫様覚悟はよろしいですわね」スッ テツノヤ

琴姫「」スー?

黒子「御免ですの!」ヒュン



   琴姫     ←


   琴姫   ←


   琴姫 ← ピタァ



黒子「」

琴姫「…随分と可愛い刺客ね」ムクリ

黒子「!」

琴姫「残念だけど、私にこの手の武器は効かないわよ」ビリビリ

黒子「…こ、これは噂の光!」

琴姫「」ムクリ

黒子「くっ!」ヒュンヒュンヒュン シュリケン


     +
      + +
   琴姫    + ピタタァ
       +
    +


黒子「」マジカヨ

琴姫「えい」ビリッ

黒子「ぴょっ!?」ビクン

琴姫「これに懲りたらもう闇討ちなんてしない事ね」

黒子「はぁはぁ…」

琴姫「え?」

黒子「こ、琴姫…お姉さまぁ~~~ん!」ピョーン

琴姫「う、うわぁぁぁ!」ビリビリッ

黒子「あばばですの!」ビククン

琴姫「はぁはぁ…、な、なんなのこの子は」

黒子「も、もっと黒子を痺れさせて下さいましぃぃぃぃ……」ズリズリ



  ぎゃー



結標「つ、付き合ってられないわ…、うえっ」キモチワリィ テレポヨイ





んで、翌日―――



旅掛「え? 常盤城専属の忍者とくノ一になりたいって?」


黒子服部「どうかお願い致します」デスノ ペコリ


鈴「別にいいんじゃない?」

琴姫「やめといた方が…」トクニアノクノイチ

旅掛「うーん」


郭結標「(私たちはどうすれば…)」カクカク



  これを機に、常盤城の戦力はアップしたのでした。





その頃の上条さん―――



上条当麻之助「最近城の方が騒がしいなー」ジー

刀夜エ門「当麻之助! サボってないで耕せ!」ハタケ

上条「わーってるよ!」セッセ、セッセ

刀夜エ門「」セッセ、セッセ

上条「(まぁ俺には城の事なんて関係ないしなー)」ザッザッザッザッ



  しかしこの1年後、上条さんに転機が訪れるのであった―――――!




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